寒い季節にマスクを着用すると、口元に水滴がたまってしまうことがありますよね。
これが冷たくて不快になることも多いでしょう。しかし、感染予防のためにもマスクを付け続けることは大切です。
そこで、冬でもマスクの内側が濡れないようにする方法をご紹介します。
なぜマスクの中が濡れるの?その原因とは?
マスク内が濡れる主な原因は「結露」です。
例えば、部屋で暖房をつけていると、窓の内側に水滴が付くことがあります。これは、暖かい室内の空気が冷たい窓に触れることで、空気中の水蒸気が冷やされて水滴となる現象です。
この結露と同じことがマスクの中でも起こってしまいます。
冬の外気は非常に冷たいですが、室内は暖房で暖かくなっています。この温度差により、暖かい空気中の水蒸気が冷たいマスク内で冷やされて水滴になるのです。
具体的には、マスクの内側は暖かい部屋の空気で、マスクの外側は冷たい外の空気という条件が整ってしまうと結露が発生し、マスク内が濡れてしまうのです。
寒い時期にマスク内が濡れてしまうのは、ある程度避けられない現象ですが、これを防ぐ方法もあります。
マスク内が濡れた場合の対処法は?
冬の時期にマスクが濡れてしまうと、メイクが落ちたり、肌が荒れたりしてしまうことがあります。このようなときに役立つ対処法を知っておくと便利です。
マスクが濡れてしまうのを防ぐ方法をいくつかご紹介します。
天然繊維の布マスクを使う
天然繊維は吸水性が高いので、口元が湿りにくくなります。布マスクには綿、絹、麻、ウールなどの天然繊維が使われたものが多く、快適に過ごせます。不織布マスクには化学繊維が多いですが、中には天然繊維が使われているものもあります。布マスクが苦手な方は、素材にこだわってみると良いでしょう。
吸水効果付きのマスクを使う
不織布やウレタンのマスクでも、吸水効果があるものを選ぶと結露を防ぎやすくなります。これにより、口元が濡れるのを軽減できます。
吸湿発熱繊維のマスクを選ぶ
吸湿発熱繊維は、水分を吸収して発熱する特性を持っています。この繊維はヒートインナーやスポーツウェアなどによく使われています。スポーツブランドが販売しているマスクは、運動中の使用を想定して作られており、吸水速乾機能があるものが多いです。布マスクで展開されていることが多く、結露対策をしつつ寒さ対策にもなるので、冬にぴったりです。
鼻呼吸を心がける
口呼吸は鼻呼吸よりも多くの水分を含むため、マスクが濡れやすくなります。鼻呼吸に変えることで、マスク内の湿気を減らすことができます。
ただし、仕事中に話す機会が多い場合や会議などでは、呼吸法だけで濡れを完全に防ぐのは難しいかもしれません。その場合は、上記のマスク選びのポイントを参考にしてみてください。
ガーゼやティッシュの活用
マスクと顔の間にガーゼやティッシュを挟む方法を試してみましょう。
不織布マスクを使っている方も多いと思いますが、マスクと肌の間にガーゼを入れることで、水滴を吸収し、濡れた感じを軽減することができます。
ガーゼは薬局やオンラインショップで手軽に購入できるので、すぐに用意できます。
もし外出先でガーゼが手に入らない場合は、ティッシュペーパーで代用することも可能です。特におすすめなのはキッチンペーパーです。吸水性が高く、ティッシュよりも崩れにくいので便利です。
ただし、キッチンペーパーは少し硬いので、最初は違和感を感じるかもしれません。
事前に準備できるなら、ガーゼを挟むのが一番効果的です。ガーゼは不織布マスクよりも吸水性が高く、湿気をしっかりと吸収してくれます。さらに、洗って再利用できるので、環境にも優しいです。
速乾性マスクの選び方
マスクと顔の間にガーゼやティッシュを挟むと、話しづらくなることがあります。そのような場合には、吸水性や速乾性に優れた機能性マスクを選ぶと良いでしょう。一般的な不織布マスクよりも内部の湿気が気になりません。
インナーマスクの活用
個人的に最も効果的だと感じたのはインナーマスクの使用です。インナーマスクを不織布マスクと顔の間に挟むことで、口とマスクの間に空間ができ、直接肌に水滴が触れないため快適です。
マスクを外す機会があるときには、マスク内の水滴を拭き取ることもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
運動中や冬の通勤時にマスクが濡れると不快ですよね。しかし、マスクの種類を工夫したり、今使っているマスクに一工夫加えることで、湿気を抑え快適に過ごせます。マスクの湿気に悩んでいる方は、ぜひこれらの方法を試してみてください。
特に仕事中は簡単にマスクを外せないことが多いので、少しでも快適に過ごせる方法を見つけましょう。自分に合った湿気対策を見つけて、冬でもマスクを快適に使いましょう。